志賀原発へのテロ対策訓練で、陸上自衛隊のヘリコプターで運ばれた警察の機動隊員=24日午後、志賀町

志賀原発へのテロ対策訓練で、陸上自衛隊のヘリコプターで運ばれた警察の機動隊員=24日午後、志賀町

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工作員の原発侵入「警戒」 志賀で3県警と陸自が訓練

北國新聞(2017年10月25日)

 石川、富山、福井の3県警と陸上自衛隊第14普通科連隊の共同実動訓練は24日、志賀町の北電志賀原発周辺で行われ、武装工作員の原発への侵入に備え、警察官と自衛隊員計約100人が連携を確認した。
 テロにより武装工作員が国内に侵入し、警察だけでは対応が困難との想定で行った。陸自ヘリが県警機動隊員を原発敷地内に輸送する訓練や、県警の白バイが陸自隊員を配備先まで先導する訓練が公開された。検問で不審車両を制圧する訓練も非公開で実施された。 開始式で、山本克也警備部長、前田義道第14普通科連隊副連隊長が訓示した。
 3県警と第14普通科連隊は2002年、有事に備えて治安維持協定を結んでおり、共同で図上、実動訓練を実施している。福井県内の原発2カ所で訓練したことはあるが、志賀原発では初めてとなる。
 訓練中、自衛隊車両が警察車両に追突する事故が起きた。けが人はいなかった。

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