チェスの駒形のピック(手前左)と菓子切り(右奥)

チェスの駒形のピック(手前左)と菓子切り(右奥)

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和菓子に合う新作発表へ 高岡銅器協同組合

北日本新聞(2017年10月26日)

 高岡銅器協同組合(四津川元将理事長)は11月3~5日、和菓子との競演をテーマに組合員が開発した新作を紹介するイベントを東京・日本橋室町の県アンテナショップ「日本橋とやま館」で開く。業界を取りまとめる伝統工芸高岡銅器振興協同組合が昨年度実施した意匠開発事業を参考に商品化されたもので、デザインと実用性の両立を追求した。

 イベントは、高岡銅器協同組合が10月31日~11月12日に日本橋とやま館で行う展示即売会「樂縁市(らくえんいち)」に合わせて企画した。発表する商品は菓子切りとピックで、販売も行う。意匠開発事業では和菓子職人やデザイナー、テーブルコーディネーターらと一緒に造形や用途について考えた。

 菓子切りはアルミ製で、持ち手は滑りにくいように鋳肌のざらざらとした質感を残した。先端は鏡のように磨き上げ職人の手業を強調した。ピックはチェスの駒をモチーフにした真ちゅう製で、錫(すず)メッキと銅メッキの2色を用意。仏具製造で培った旋盤加工技術で美しい形に仕上げた。

 商品は正月とクリスマスをイメージしたテーブルコーディネートで紹介する。11月3日は高岡市の和菓子職人が製作実演した和菓子を、商品を使って来場者に食べてもらう。四津川理事長は「デザインの面白さや使い勝手の良さを伝えたい」と話している。

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