幅広い年代の地層の岩石で化石発掘を楽しめる大野市化石発掘体験センター「ホロッサ」=26日、福井県大野市

幅広い年代の地層の岩石で化石発掘を楽しめる大野市化石発掘体験センター「ホロッサ」=26日、福井県大野市

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大野で化石発掘を楽しもう 「ホロッサ」28日オープン

福井新聞(2017年10月27日)

 福井県大野市角野に28日オープンする市化石発掘体験センター「ホロッサ」が26日、報道陣に公開された。古生代から白亜紀前期(約4億4千万年前~約1億3千万年前)の幅広い年代の地層から運んだ岩石を使い、恐竜やアンモナイト、植物などの化石発見を目指して発掘が楽しめる。

 市営プールの跡地に建設された平屋建てで、床面積は1071平方メートル。市和泉地区の後野や伊月など6区から岩石約80トンを運び入れ、化石の年代が分かる"出身地別"に配置した。最大200人が一堂に体験できる。

 来場者には市内で見つかった化石や地層の特性を紹介する。恐竜の足跡や貝など、同地区で見つかった約40点の化石も展示している。

 市内では1882年に和泉地区で国内初のジュラ紀のアンモナイトが発見され、その後、恐竜ティラノサウルス類の歯や日本最古の鳥の足跡化石などが見つかっている。

 26日は地元の和泉小児童が招待され、一足早く発掘体験を楽しんだ。

 ホロッサは、市の委託を受けたNPO法人九頭竜化石研究会が運営。1日2~4回、体験を受け付ける。料金は中学生以下500円、高校生800円、一般千円。団体料金も設定されている。12月~翌3月は団体のみの利用となる。

 オープン初日の28日は午前10時から営業し、午後1時半からは研究者による講演がある。問い合わせはホロッサ=電話0779(78)2070。

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