魚津の水にほれ込み、たこ焼きの材料に使っている瀬ノ内さん

魚津の水にほれ込み、たこ焼きの材料に使っている瀬ノ内さん

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魚津の水生かしたこ焼き 大阪出身の店主が店構え10年

北日本新聞(2017年10月27日)

 魚津市のあいの風とやま鉄道魚津駅前でたこ焼きや焼きそばを販売している「泉州」が、店を構えてから来月で10年となる。大阪出身の店主、瀬ノ内博明さん(48)は「魚津の水で作るたこ焼きは抜群においしい」と話し、今後も魚津の水を市内外のイベントで発信したいと意気込んでいる。

 瀬ノ内さんは大阪で長く工事関係の仕事に携わっていた。約13年前に出張で魚津を訪れた際、知人から「富山で一緒に仕事をしないか」と誘われ移住を決めた。

 魚津で暮らし始めたころは、工事の仕事をしたり飲食店を手伝ったりした。ある時に知人から「大阪出身なら、たこ焼き店を開いてはどうか」と言われたのが開店のきっかけ。軽い気持ちで「それもありか」と思い、2007年に店を始めた。

 看板を上げてからは市内外のイベントに出店。県外では「魚津の超軟水で作るたこ焼き」をキャッチフレーズにしている。魚津の人に水循環のことを教わり魅力を実感してからは粉に混ぜる水に魚津の軟水を使うことにこだわっており、だしが取りやすく素材本来の味を引き出せるという。「同じ材料でたこ焼きを作るなら、魚津の水で作るのが一番」と語る。

 瀬ノ内さんは「うまい水を生かしたたこ焼き屋として多くの人に来てほしい」と目標を話す。

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