一斉にスタートするランナーたち=高岡市役所前

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秋の富山 1万2850人駆ける 富山マラソン

北日本新聞(2017年10月30日)

 県内最大のフルマラソン大会「富山マラソン2017」は29日、富山、高岡、射水の3市を舞台に行われ、雨の降る中、3部門で計1万2850人が秋の富山を駆けた。フルマラソンでは出走した1万1914人のうち、95.4%に当たる1万1368人が制限時間の7時間以内に完走。男子は藤原新(富山陸上競技協会、富山市)が2時間16分32秒で、女子は野尻あずさ(ラフィネ、同)が2時間38分46秒で頂点に立った。共に自身が持つ大会記録を更新し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 併設レースのジョギング(約4キロ)、車いす(9キロ)には計936人が出場した。大会は一昨年、昨年に続き3回目。レースを見届けた石井隆一知事は「来年もやりたい」と次回開催へ意欲を見せた。

 フルマラソンは日本陸上競技連盟公認のコースで行われた。ランナーたちは午前9時に一斉スタートし、高岡市の国重要伝統的建造物群保存地区の山町筋や、射水市にある日本海側最大級の斜張橋「新湊大橋」などを通り、富山市の富岩運河環水公園にゴールした。

 ゲストも大会を盛り上げた。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんはゴール付近などに立ち、ランナーとハイタッチを交わしながら大声で鼓舞。プロランニングコーチの金哲彦さんはほかの出場者たちと励まし合い、4時間40分台でゴールした。

 沿道では県内約20団体がダンスや楽器演奏、伝統芸能など多彩な応援でランナーの背中を押した。約4千人のボランティアとスタッフが運営を支えた。

 大会は実行委、富山陸上競技協会主催。県と富山、高岡、射水の沿道3市、北日本新聞社共催。同協会主管。

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