輪島市町野町曽々木の曽々木海岸に注ぐ「垂水(たるみ)の滝」で30日、北からの強風にあおられて水が霧状に吹き上がる「逆さ滝」が見られ、冬の訪れを印象付けた。
輪島、珠洲両市境に位置する垂水の滝は「吹き上げの滝」とも呼ばれる。垂水山からの落差は約35メートルで、直接海に流れ落ちる滝は全国でも珍しいとされる。
金沢地方気象台によると、同日の輪島市は未明から午前中にかけて、冬型の気圧配置の影響で北風が強まっていたという。日本海からの強風が吹き付ける度に滝の上部で水が霧状に舞い上がり、集まった観光客がカメラに収めた。