砺波市は2日、観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称・べるもんた)の利用者らを歓迎する看板をJR砺波駅に設置した。チューリップなど砺波の四季の魅力を紹介し、城端線の利用促進につなげる狙いだ。
砺波駅で下車するべるもんた利用者は、となみチューリップフェアの期間以外は少ない。乗客にもてなしの心を伝え、市のイメージアップを図ろうと設置を決めた。
縦1メートル、横10メートルの看板は、べるもんたの車体をイメージした深緑色でデザイン。窓に見立てた10個の枠に、チューリップや夜高行燈(あんどん)、コスモス、庄川峡の雪景色などを描いた。城端方面行きプラットホームそばにあり、車窓から見やすくなっている。
看板の表面はフッ素加工してあり、異なるデザインのシートを貼って何度も模様替えが可能という。市の担当者は「イベントに合わせた貼り替えもできる。チューリップや散居村を砺波で感じてほしい」と話している。