タカチホ(長野市)は6日、専門学校の岡学園トータルデザインアカデミー(同)と、県産みそを生地に加えたクッキー「味噌(みそ)ポルボローネ」を共同開発したと発表した。2月に商品づくりで連携する協定を結んでおり、生徒の発案から生まれた商品開発の第1弾となる。長野の新たな土産品として、高速道のサービスエリアや観光地の売店などで売り出す。
クッキーは、みそを加えた生地と、アーモンド入りの生地の2種類を二層仕立てにした。みその風味がほのかに感じられ、口の中でほろほろとした食感を楽しめる。1箱21個入りで税別千円。
協定は、若い生徒の発想力を商品開発に生かし、生徒に将来への経験を積んでもらう狙いで締結。今回の生徒の商品提案に、タカチホマーケティング部も、みそを使う菓子は珍しくてインパクトがある―と評価。「新しい切り口で商品化できた」としている。
パッケージは、生徒が手書きしたみそだるなどのイラストを採用。企画やデザインに携わった同校デザインビジネス科2年の村上静さん(19)は「特産のみそをもっと知ってもらえる商品として提案した。実際に商品化できていい経験になった」と話した。