北陸3県の伝統工芸を紹介する北陸伝統工芸品展は10日、高岡市下伏間江のイオンモール高岡で始まり、訪れた人が技術力の高さが光る逸品に見入っていた。12日まで。
県内で16~23日を中心会期として開催される「国際北陸工芸サミット」に合わせ、県などが開いた。
県内の高岡銅器、高岡漆器、井波彫刻、庄川挽物(ひきもの)木地、越中和紙、石川の金沢箔(はく)、七尾和ろうそく、福井の越前打刃物(うちはもの)、越前焼など14種類の127点が展示された。
越前打刃物は包丁やステーキナイフ、フォーク、手鎌などがあり、繊細な作りとデザイン性が関心を集めた。金箔と生活雑貨を融合した金沢箔は、金閣寺を表現したアート作品、トレーなどが並ぶ。
11、12の両日は各種伝統工芸の制作実演、体験会が行われる。越前打刃物の研ぎ体験以外は有料で、会場で受け付ける。12日は午後1時から高岡市の鋳物産業をテーマにした映画「デンサン」の上映会と、監督、出演者のトークショーがある。定員は先着180人。