金沢市の湯涌、三谷、犀川、小坂地区で栽培するジネンジョ「金沢藤五郎」の出荷が15日、同市銚子町のJA金沢市東部集出荷場で始まり、生産者が約100キロを運び込み、箱詰めした。16日以降に市内の同JA直売所などに並ぶ。
JA金沢市金沢藤五郎部会によると、今年は種芋を植えた6月ごろに低温が続き、生育が心配されたが、1本約90センチに育ち、品質は上々で粘りも強いという。小坂俊男部会長(74)は「例年より大柄のものも目立つ。とろろや煮物にして味わってほしい」と話した。
金沢藤五郎を詰めた箱には、金沢学院大生が制作したリーフレットを同封した。出荷量は12月下旬までに、昨年並みの約700キロを見込んでいる。