18日の石川県内は寒冷前線が通過し、雨が降った。兼六園では紅葉が最盛期を迎えており、傘を手にした観光客はしっとりぬれた赤や黄の葉に秋の深まりを感じ取った。
金沢では午後2時の気温が9・9度と肌寒い一日となり、兼六園ではダウンコートなどを着込んだ人が目立った。山崎山の周辺では、美しく色づいたカエデやトチノキの前で来園者が足を止め、名園の趣を味わっていた。
19日は「西高東低」の冬型の気圧配置が強まり、県内では雨または雪となる見込み。金沢地方気象台は、19日午前6時から午後6時までの降雪量について、山間部で最大5センチ、標高500メートル以上の山地で最大15センチと予想している。