出品作の見どころを説明するラマさん

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聖なる空間 曼荼羅で表現 ネパール出身ラマさん 射水で個展

北日本新聞(2017年11月22日)

 ネパール出身の曼荼羅(まんだら)絵師、ダルマ・ラマさん(44)=射水市広上(大門)=の個展が、同市浅井コミュニティセンターで開かれ、緻密で神聖さを感じさせる作品が来館者を魅了している。12月15日まで。月曜休館。

 ネパールの寺院の家系に生まれ、仏画師の父の影響で曼荼羅を描いてきた。2005年に来日し、高岡市出身の女性との結婚を機に県内で暮らす。10年に射水市へ移住し北日本新聞カルチャー教室射水教室の講師を務め、農業研修を経て今夏から小松菜栽培を中心に農業に従事。富山ネパール文化交流協会長も務め、両国の友好発展に努める。

 今回はネパール時代から昨年までに描いた7点を出品。円形の聖なる空間やチベット仏教の基礎を築いた僧侶などを描いた作品が並ぶ。日本画などから影響を受け、淡い色合いも使うように作風が変化したといい、ラマさんは「布地に岩絵の具を使って描く基本を守り、独自のアート感覚を取り入れた」と見どころを話している。

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