生活を豊かにする作品を鑑賞する来場者=金沢市のしいのき迎賓館

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「美と生活の調和」掲げ 日本新工芸石川会展が開幕

北國新聞(2017年11月23日)

 第31回日本新工芸石川会展(日本新工芸家連盟石川会、北國新聞社主催)は22日、金沢市のしいのき迎賓館で開幕し、「美と生活の調和」をテーマに掲げる作家の作品約130点が公開された。来場者は工芸を身近に感じながら造形美や色彩美を楽しんだ。
 日本新工芸家連盟は日展系工芸美術団体の一つで、石川会に所属する13人と富山県在住の3人が陶磁器や木工、染織、漆の作品を並べた。花器や皿など生活で使える作品が中心となっている。
 石川会の原田實会長(羽咋市)は、顔料を混ぜた粘土を使った陶「里海暮色」で、日本海の夕暮れを表現した。日本新工芸家連盟監事の戸出克彦さん(金沢市)は上絵の上に銀箔を貼って焼き上げた陶「釉面(ゆうおもて)銀(ぎん)彩(さい) 風をあつめてⅠ」を披露した。
 普段遣いの小皿やカップ、花器、盆などもある。27日まで。

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