2018年春にJR新潟駅に開業予定の食文化をアピールする複合施設のイメージ図(JR東日本新潟支社提供)

2018年春にJR新潟駅に開業予定の食文化をアピールする複合施設のイメージ図(JR東日本新潟支社提供)

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新潟駅地元食文化発信へ 来春、JR東が複合施設

新潟日報(2017年11月24日)

 新潟市とJR東日本新潟支社は22日、共同会見し、2018年春に新潟駅構内に新潟の食文化を発信する複合施設を開業すると発表した。同支社の事業として新潟県の多彩な食文化の魅力を満喫できる飲食や物販、カフェのスペースを設置する。

 複合施設は新潟駅2階の西口改札付近の約1200平方メートルで開業予定。同時期に予定される在来線の高架化による連続立体交差事業など、着々と進む新潟駅周辺の整備事業と合わせ、駅のにぎわい創出や地域活性化につなげる。

 会見した新潟市の篠田昭市長は「新潟といえば酒というのはかなり認知されている。次は食をアピールしていきたい」と話した。JR東日本の今井政人新潟支社長は「地元の食材の生産者や料理人に活躍の場を設けたい」と強調した。

 複数店舗が出店予定で、その中の一つ「Km‐0 NIIGATA LAB」(キロメートルゼロ ニイガタ ラボ)は、地元食材を使った飲食を提供するほか、旬の食材の生産現場を紹介し、現地へ誘客する仕組みも検討している。体験重視型の観光ブームを受け、周辺地域の観光需要を引き出すことも狙う。

 同店を運営する一般社団法人ピースキッチン新潟の横山裕代表理事は「おいしいものを食べて終わりではなく、真に新潟の魅力を知ってもらい、持続的に新潟の潜在力を高めていけるような施設にしたい」と抱負を語った。

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