25日の石川県内は寒気に覆われて冷え込み、最高気温は金沢で10・3度、輪島で8・7度と平年より3~4度低く、12月中旬並みとなった。金沢市五郎島地区では、たくあん用大根の天日干しが最盛期を迎え、寒風を受けて揺れる大根が初冬の趣を醸した。
五郎島地区で農業を営む元林與一(よいち)さん(70)の畑では青空の下、砂地に組み上げた「はさ」に地元産の大根がずらりとつるされた。干す期間は5~7日間で、大根のかさは半分ほどになる。元林さんは「24日からいい風が吹いており、27日には出荷できそうだ」と話した。