県内にワイナリー(醸造所)やブドウ畑を持つ21社が参加して中京地域のワイン愛好家らと交流するイベント「NAGANOWINEフェスタ」は26日、名古屋市の円頓寺(えんどうじ)商店街で開いた。約80銘柄のワインを並べ、信州産の魅力をアピールした=写真。
参加者は各ブースで、味の特徴やブドウ作りへのこだわりなどを説明しながら専用のグラスに注いで販売。会場では鶏肉料理「山賊焼き」やおやきなど、信州の食も紹介した。
初参加のシクロヴィンヤード(東御市)の飯島規之さん(51)は「畑の土や斜面の様子を尋ねられるなど、ワインに詳しい人が多かった。やりがいにつながる」。飲み比べを楽しんでいた名古屋市の会社員橘(たちばな)克晴さん(48)は「ブドウ栽培について詳しく聞くことができた。それぞれに個性があり、選ぶ楽しみが増えた」と話していた。
イベントは名古屋市内のワイン販売店や飲食店、長野県などでつくる実行委員会が主催し、今年で3回目。