野沢温泉村の野沢温泉スキー場を運営する株式会社野沢温泉は２６日、今季の安全祈願祭をスキー場で開いた＝写真。関係者は、２００５年に民営化してから初めて来場者が４０万人を超えた昨季に続き、今季も４０万人に達することを期待した。

　小毛無ゲレンデにスキー場や村関係者ら約６０人が集まり、玉串をささげた。同ゲレンデ付近の積雪は５０センチほどあり、今季の営業は２５日から始まっている。運営会社の片桐幹雄社長（６２）は「雪が降った状態で安全祈願ができ、大変ありがたい。無事故で安全なスキー場を目指したい」とあいさつした。

　昨季の来場者は前季（１５〜１６年）と比べ、１４・６％増の４０万８３３５人。富井俊雄村長は「今季も行政とスキー場、旅館が連携してお客さんを迎え入れたい」と述べた。今季の営業は来年５月６日までを予定している。