木島平村のコメ生産農家でつくる「木島平米ブランド研究会」が、米・食味鑑定士協会(大阪市)などが主催する全国規模のコメの品評会「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の国際総合部門で最高賞に当たる「金賞」を2012年から5年連続で受賞し、「ゴールドプレミアムライスAAA(トリプルエー)」の認定を受けた。村は29日、祝賀会を村内で開き、生産農家らがコメのブランド価値の向上が図れることを喜んだ。
米・食味鑑定士協会によると、これまでにゴールドプレミアムライスAAAを受けたのは、福島県天栄村、群馬県川場村、島根県奥出雲町の3町村の団体。木島平米ブランド研究会は国内4番目で、県内初の認定だ。良質のコメとして付加価値が付き、消費者にアピールできる利点があるという。
認定を受けるには、同コンクールの国際総合部門で金賞を5年連続で受賞することが条件。木島平米ブランド研究会は、昨年までの同コンクールで5年連続で金賞を受賞。今年の11月25、26日に山形県で開催した同コンクール会場で、ゴールドプレミアムライスAAAの認定証を受け取った。同研究会のコメは今年のコンクールでも同部門の金賞を受賞した。
村農村交流館で開いた祝賀会には、村職員や生産者ら計約30人が参加。同研究会長の嘉部(かべ)正義さん(70)=木島平村上木島=は「喉から手が出るくらいに欲しかった。これからもコンクールで金賞を受賞し続けていきたい」と抱負を述べた。日台正博村長は「木島平村のコメの価値がさらに高まる」と期待していた。