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新たな仲間見に来て 魚津水族館

北日本新聞(2017年11月30日)

 魚津市の魚津水族館は、新しい生き物の展示を始め、来場客の注目を集めている。ヌタウナギと、いしかわ動物園(石川)で繁殖し同館が譲り受けたエボシカメレオンの子どもの2種類の観察を楽しめる。

 ヌタウナギは、10月に魚津沖で漁をしていた漁師から5匹を受け取った。日本周辺の浅海から深海にかけて生息しており、顎やひれがない。目は皮膚の下に埋まっており、魚に進化する前の生き物と言われ「生きた化石」として知られている。触るなどして刺激を与えると大量の液体を出す。海中ではじっとしていることが多く、水槽でもほとんど動かない。

 エボシカメレオンの子どもは9月下旬に同動物園で生まれた。雄と雌5匹ずつが水槽内の枝で作られたアスレチックを動き回っている。

 成長が早く、ふ化後半年から1年で体長約50センチにまで育つ。現在はしっぽの長さを含め体長は20センチで、小さい姿を見られるのは今だけだという。展示は来年1月31日まで。

 12月3~24日の日曜日は「うおすいファミリウム」でカメレオンと一緒に写真を撮れる撮影会が午後1時半から開かれる。同館の草間啓さんは「カメレオンの小さくてかわいい姿を今のうちに見てもらいたい」と話している。

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