スキー場内のレストラン「やなぎらん」が今季提供する鹿肉を使ったパスタ

スキー場内のレストラン「やなぎらん」が今季提供する鹿肉を使ったパスタ

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戸隠ゲレ食、連覇を 料理コンテストへ新メニュー

信濃毎日新聞(2017年12月2日)

 長野市の戸隠観光協会は1日、地元の戸隠スキー場で恒例の「雪ごい祭り」を開いた。これに合わせスキー場内のレストラン「やなぎらん」は、同市若穂地区で捕れた鹿の肉を使った新メニューのパスタ「黒トリュフ薫る鹿肉の猟師風タリアテッレ」を発表。県内スキー場の飲食店の料理コンテスト「ゲレ食バトル」では昨季、チーズ料理「ハイジのラクレット」が1位を獲得しており、連覇を狙う。

 猟師風タリアテッレは、赤ワインで柔らかく煮込んだ鹿肉に、信州の合わせみそを使ったソースを絡めたパスタで、上からチーズと黒トリュフをかけた逸品。鹿肉は若穂の加工施設から仕入れ、ジビエ(野生鳥獣肉)の普及にもつなげたいという。1800円で提供する。

 ジビエは「欧州では古くから冬の高級料理として親しまれている」と広瀬豊シェフ。スキー場が今季のオープンを予定する16日に、午前11時半から無料で試食してもらう。

 ゲレ食バトルは県索道事業者協議会が主催。エントリーされた料理を対象に、スキー客らが味や量、価格などで判断して投票し、順位を決める。昨季の第4回では、やなぎらんのラクレットが33スキー場の計59品の中から1位に選ばれた。熱々のチーズをジャガイモなどに絡めて食べるスイス料理で、今季も1800円で提供する。

 雪ごい祭りには、地元地区の代表や観光関係者ら約40人が参加した。古くから雨乞いの行事で使われてきた種池(信濃町)でくんだ水を戸隠神社中社で清め、スキー場の越水ゲレンデに移動。「雪よ、たくさん降れー」と声を上げながら、ひしゃくにくんだ水を順番にまいた。

 昨季は雪不足のため、オープン直後はリフトやコースを制限したが、塚田康人支配人(58)は「予報からも今年は(越水ゲレンデの)全面オープンができそう」と期待していた。

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