シーズン開始が宣言され、せり場に並ぶ「ひみ寒ぶり」=氷見魚市場

シーズン開始が宣言され、せり場に並ぶ「ひみ寒ぶり」=氷見魚市場

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「ひみ寒ぶり」漁の開始宣言 540本水揚げ

北日本新聞(2017年12月3日)

 富山湾の寒ブリシーズン到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」が2日、発表された。氷見市比美町の氷見魚市場では、氷見から七尾沖の定置網に入った寒ブリが次々と競り落とされ、活気にあふれた。初日のひみ寒ぶりの水揚げは540本で、漁業関係者は本格的な漁の始まりに期待した。

 ひみ寒ぶりは2011年に商標登録され、氷見魚ブランド対策協議会(会長・森本太郎氷見漁協組合長)の判定委員会が毎年、大きさや形、本数などを総合的に判断し、開始と終了を宣言している。今季から対象となる重さを6キロ以上から7キロ以上に変更し、ブランド強化を図った。

 2日早朝の宣言と同時に、市場にのぼり旗が立ち、8キロ台を中心に7キロから十数キロ台まで丸々と太ったブリが並んだ。競り人の威勢の良い声が響き、競り落とされたブリは商標入り専用箱と販売証明書を付けて県内外へ出荷された。仲買人たちは「宣言が出たことで今後への期待が一層高まる。形も良いようだ」と声を弾ませた。

 開始宣言は昨季より7日遅く、12月に入っての宣言は2回目。氷見漁協では「これからがスタート。今後の豊漁に期待したい」としている。

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