小西さん(右)に届けられた鵜様を収める籠=七尾市鵜浦町

小西さん(右)に届けられた鵜様を収める籠=七尾市鵜浦町

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鵜様、確保できますように 鵜祭へきょうから鵜を捕獲

北國新聞(2017年12月8日)

 16日に羽咋市の気多大社で営まれる国重要無形民俗文化財「鵜祭(うまつり)」の主役となる「鵜様」を運ぶ鵜捕部(うとりべ)が7日、一子相伝の技で鵜を捕獲している小西寛之さん(55)=七尾市鵜浦町=方を訪れ、鵜様を収める籠を届けて捕獲成功を願った。
 小西さんは8日朝から鵜の捕獲を始める。鵜捕部は鵜浦町の約20軒の住民が交代で務めており、今年は磯野晴夫さん(59)、岡野克之さん(40)、小森一平さん(37)が鵜様を届ける。
 捕獲は代々、小西家が担っている。捕獲された時点で神様の鵜様となる。2012年と14年には鵜様が確保できなかったため、小西さんは15年からは、捕獲開始日を1日前倒しし、8日に定めた。鵜様は籠に収められ、白装束を着た鵜捕部が12日から2泊3日の日程で約40キロを歩いて気多大社を目指す。

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