長岡農業高の生徒が考案したショウガじょうゆラーメン

長岡農業高の生徒が考案したショウガじょうゆラーメン

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高校生長岡ラーメン選手権 優勝準優勝作 市内店舗で提供

新潟日報(2017年12月14日)

 長岡市内の高校生が考案し、今夏の「高校生長岡ラーメン選手権」で優勝、準優勝した自信作が、市内のラーメン店で商品化されている。期間限定の提供で、長岡農業高校のショウガじょうゆラーメンと、長岡商業高校の柿の種など具材をたっぷり入れたピリ辛のラーメンだ。選手権のラーメンが商品化されるのは初めて。生徒たちは「地域性を打ち出したラーメンをぜひ味わってほしい」とアピールしている。

 高校生を対象にした長岡ラーメン選手権は長岡商工会議所青年部が主催し、2011年から毎年行っている。ラーメン店の経営者が審査員を務めたことがきっかけで商品化することになった。

 優勝した長岡農高チームは食品科学科の3年生11人がメンバー。地元メーカーのしょうゆを使い、長岡らしいショウガじょうゆラーメンにした。「インスタ映え(写真映え)」するようにと、大ぶりのチャーシューをのせたのが特徴だ。

 高校生のレシピを基に店側がアレンジを加え17日までの期間限定で、ちゃーしゅうや武蔵長岡駅店(城内町1)とアピタ長岡店(千秋2)の2店で提供している。「ショウガの香りが効いている。寒い時期にいい」などと、若者を中心に好評を得ている。

 長岡農高のメンバーも11月からの提供期間中、週末は店頭で呼び込みを手伝っている。リーダーの女子生徒(18)は「食べた感想や激励の言葉をお客さんからもらえて、『おいしい』と言われるとうれしい。多くの人に食べてほしい」と話す。

 一方、準優勝だった長岡商高は柿の種など11種類の具材をトッピングしたラーメンを作った。総合ビジネス科の3年生15人でつくるチームのメンバーは「柿の種は斬新なアイデアだと審査員から評価も高かった。ラーメンに合う」と話す自信作だ。

 柿の種の食感を生かすためにスープはなく、しょうゆベースのたれをからめて食べる。「満足感が得られて、インパクトも与えたい」との思いから、柿の種のほかに、肉みそやモヤシ、アボカド、温泉卵、ニラ、レモンなどものせた。具材の組み合わせも相性を考え、試作を繰り返した。

 長岡商高のスープを入れない担々麺は16、17日限定で同市昭和2の麺屋松で提供される。

 チームリーダーの男子生徒(18)は「最初は肉のうまみを、次に温泉卵を混ぜると味がマイルドになり、1杯で2度おいしい。柿の種と野菜の食感も楽しんでほしい」とアピールしている。

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