越前海岸の冬を彩る第43回水仙まつりは16日、福井県越前町厨の道の駅「越前」で開幕した。水仙の無料配布や日本海の味覚を満喫できる催しがあり、県内外の観光客らでにぎわっている。
開会式には関係者約100人が参加。越前海岸観光協会連合会の今村真美子会長が「地域の活性化につながる実り多いまつりとしたい」とあいさつ。内藤俊三町長らの祝いの言葉に続き、水仙娘の南優香さん(25)、青木優依さん(19)、舟津香菜子さん(20)の3人が期間中の観光PRへ誓いを述べた。
同道の駅ではオープニングイベントの「水仙・カニフェア」が17日まで2日間の日程で始まった。水仙娘3人が早速会場に立ち、「寒い冬の荒波に凛と咲き、甘い香りがする水仙は魅力的です」と声を掛け、水仙を配布。大勢の観光客が列をつくった。
水仙まつりは今回、福井市越廼地区が9季ぶりに同連合会に加盟し、まつりに参加。1月22日までの期間中、越廼地区から南越前町にかけての海岸線一帯で順次イベントが行われる。
同連合会によると、水仙は越廼地区の海岸線でほぼ満開となっているほか、越前町梨子ケ平の千枚田や同町血ケ平の越前岬水仙ランドで2~4分咲き、南越前町河野の北前船主の館・右近家付近で2分咲きとなっている。