高岡、氷見、砺波、南砺の4市の伝統工芸を体験するモニターツアーの募集が、首都圏と関西圏で行われている。県西部6市でつくる連携中枢都市圏「とやま呉西圏域」が伝統産業連携PR事業として実施。新高岡駅を起点とし、1泊2日で伝統工芸品の産地を巡ってもらい、同駅利用促進にもつなげる。
ツアーは1月下旬~2月下旬の日曜日出発で各日とも定員は37人。首都圏、関西圏発を設定した。初日に新高岡駅で集合し、観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称・べるもんた)で氷見市を訪れる。2日目は国の伝統的工芸品に指定されている高岡銅器や庄川挽物(ひきもの)木地、五箇山和紙などを体験できる3コースから選択する。
JR西日本ジパング倶楽部会員・おとなび会員向けの旅行誌「おとなび」、日本旅行「赤い風船」で募集する。高岡市産業企画課によると、伝統工芸品に特化したモニターツアーは初の試み。11月下旬に募集を始め、問い合わせや予約も寄せられているという。参加者にアンケートを行い、来年度以降の取り組みに生かす。