直筆の歌書などが展示された企画展「会津八一と吉野秀雄~師として弟子として~」=22日、新潟市中央区

直筆の歌書などが展示された企画展「会津八一と吉野秀雄~師として弟子として~」=22日、新潟市中央区

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師弟の交流ひもとく 八一と歌人・吉野秀雄展 新潟で開幕

新潟日報(2017年12月25日)

 会津八一と弟子の歌人吉野秀雄(1902~67年)の作品や交流を紹介する企画展「会津八一と吉野秀雄~師として弟子として~」が22日、会津八一記念館(新潟市中央区)で始まった。

 群馬県高崎市出身の吉野は、厳しい八一を師と仰いで研さんを積み、八一も認める歌人となった。吉野の没後50年を記念して企画された。

 会場には、吉野の支援者だった柏崎市の小竹久爾さん(故人)の遺族から、同館に寄贈された吉野の歌書13点をはじめ、吉野が選んだ八一の短歌と俳句の書9点など60点が並んだ。

 八一と吉野、斎藤茂吉の間で交わされた書簡も展示、茂吉から見た八一と吉野の歌の比較も解説した。吉野の次男の妻、吉野美耶子さんから提供された吉野と八一の写真17点も展示している。

 静岡市の女性(54)は「旅人の視点がある八一の奈良の歌にひかれる。すてきな歌書が見られてよかった」と話した。

 来年3月25日まで。問い合わせは同館、025(282)7612。

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