小松市の那谷寺で26日、本尊である十一面千手観音像の「お身ぬぐい」が行われ、僧侶らが金堂華王殿(こんどうけおうでん)に安置されている木像のほこりを払った。僧侶らは汚れを落とす手に、開創1300年の節目を無事終えられた感謝の気持ちを込めた。
木崎馨山(けいせん)住職が読経し、檀家(だんか)らが御詠歌を唱える中、僧侶と寺職員4人が足場に上がって高さ7・8メートルの観音像を布で磨き、新年へ備えた。木崎住職は「今年はたくさんの人にお参りいただいた。開創1300年の年を無事に終えられて安堵(あんど)している」と話した。
那谷寺は正月三が日で約5万人の参拝客を見込む。1月1、2日は拝観無料で、1日は午前0時~午後5時、2日は午前8時半~午後5時まで開門する。