穴が開いていることから「先が見通せる」縁起物としておせち料理に使われるレンコンの収穫が最盛期を迎えている。長岡市大口では26日、胴長を身に着けた生産者が、特産の「大口れんこん」を次々と掘り出した。
この時期に収穫されるのは、おくて品種の「ダルマ」で、シャキシャキとした歯触りと甘みが特徴。
JAにいがた南蒲「大口れんこん生産組合」の高橋秀信組合長(62)のハス田では、午前6時から作業が始まった。雪が舞う中、掘り出したレンコンを手際よく積み上げていった。
ことしは6、7月の長雨、低温と9月の台風の「ダブルパンチ」(高橋さん)で収量が例年の2、3割減だという。高橋さんは「収量は減ったが、味は最高。縁起物なので、いろんな料理に使ってほしい」と話した。