毎年多くの初詣客でにぎわう新潟市中央区の白山神社で、新年を迎える準備が大詰めを迎えている。27日は約20人の巫女(みこ)が、来年の干支(えと)「戌(いぬ)」が描かれた絵馬やお守りなどを箱詰めしたり、陳列したりする作業に追われた。
白山神社では三が日の参拝客を例年並みの18万人と見込む。ここ数年人気だという熊手や破魔矢など約100種類の縁起物を約40万個用意した。巫女らは一個ずつ丁寧に販売用の箱に詰め、拝殿の授与所に運び入れた。
強風が吹く中、早速正月飾りを買い求める人もいた。新潟市中央区の自営業女性(44)は「ことしは新しいことに挑戦できたいい年だった。経営する店が来年もお客さんに愛されますように」と願った。
禰宜(ねぎ)の小林慶直さん(36)は「皆さんが元気いっぱい、笑顔で過ごせる一年にしてほしい」と話した。