矢を放って「魔」を追い払う神事「奉射(ぶしゃ)式」が2日、氷見市伊勢大町の伊勢玉神社境内で行われた。
鈴木瑞麿宮司が、左右を反転させた「鬼」の字が書かれた的に向け、力強く3本の矢を放った。続いて地元の朝日丘小4~6年生10人が宮司に手伝ってもらい、1本ずつ放った。見事に的に当たると、家族らから拍手が起きた。
拝殿では、弓の弦をはじく音で邪気を払う「鳴弦(めいげん)の儀」も行われた。いずれも同神社の新年大祭の一環で、氏子らは神前に玉串をささげ、ことし一年が穏やかであることを祈った。