巨大な氷の造形が目を引く露天風呂近くの斜面

巨大な氷の造形が目を引く露天風呂近くの斜面

長野県 伊那路 温泉

氷の造形、入浴客に 阿智の旅館

信濃毎日新聞(2018年1月7日)

 阿智村浪合の温泉旅館「不動温泉 華菱(はなびし)」が露天風呂近くに巨大な氷の造形を設け、入浴客の目を引いている。木々が茂る斜面の幅約15メートル、高さ6、7メートルにわたって青白く光るつららが幾筋も連なり、荘厳な雰囲気。今冬は積雪が少なく、透明感のある氷を湯船に漬かりながら見渡せる。
 斜面の裾野に枝木などでやぐらを組み、脇を流れる沢の水を機械を使って霧状に吹き付ける。今冬は昨年12月に作業を始め、気温が氷点下2、3度まで下がる夜間に水を噴霧。ここ数日の冷え込みで、つららは一気に大きくなったという。
 同旅館は「囲炉裏(いろり)会席と樹氷の宿」と銘打ち、毎年氷の造形に取り組んでいる。夜間はライトアップし、3月上旬ごろまで楽しめそう。支配人の近藤功さん(39)は「日が差すと、青みが増してよりきれいに見える」としている。
 日帰り入浴は11歳以上800円、3〜10歳は400円。

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