能登町秋吉公民館は10日、2月3日に地元で行われる国重要無形民俗文化財「アマメハギ」に向け、子どもが身に着ける前垂(まえだれ)と蓑(みの)作りを始め、住民有志が同公民館に集まって稲わらを編み込んだ。
アマメハギは、子どもが訪問神をかたどった奇面を着けて民家を訪ね、怠け心を戒める伝統行事で、前垂と蓑は子どもが身に着ける。
同公民館によると、今年は前垂と蓑を5枚ずつ新調する予定で、1月末までに仕上げる。初日は、60~80代のお年寄り7人が稲わら約80キロを持ち寄り、丈夫な衣装を作るため、良質なわらを1本ずつえりすぐった。衣装制作も並行して進め、手作業で丁寧に編み込んだ。