北安曇郡白馬村、小谷村と新潟県糸魚川市を結ぶ定期バス「糸魚川シーフードシャトルバス」の運行が10日、始まった。初日は、香港からのスキー客7人と日本人2人が、新鮮な魚介類の料理を目当てにバスに乗り込んだ。
同市の会社経営者らでつくる実行委員会の主催。両村を訪れているスキー客を呼び込もうと、2016年から冬に運行している。この日、同市の海鮮居酒屋で友人らと飲食するという香港の男性(35)は「糸魚川の海鮮料理はおいしそうなので、とても楽しみ」と話していた。
実行委幹事長の旅行会社経営、片山良博さん(41)によると、糸魚川は16年12月に発生した大火から復興に向かっているが、観光客減少などの影響を受けているという。片山さんは「おいしい料理を食べることで、糸魚川を盛り上げてほしい」と話し、今後の入り込みに期待していた。
今年は2月16日までの水、金曜日に運行。午後5時に白馬村を出発し、小谷村を経て約1時間半かけて糸魚川駅に到着する。帰りは午後9時半に糸魚川駅を出発する。片道500円。