13日に開幕する第43回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)の生け込みは12日、会場である金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で行われた。ドカ雪に見舞われながらも、県内各地から集まった出品者らが花や木との真剣勝負を繰り広げ、会場は雪を溶かすほどの熱気に包まれた。
会場には、オモトやセンリョウの赤い実や、つややかなツバキの葉、つぼみを付けた梅などが次々と運び込まれた。通路は花材を手にした出品者や制作参加者がひしめき合い、雪の影響を感じさせぬ女性のエネルギーに満ちあふれた。