中池見湿地の通称「笹鼻池」で羽休めするオオバンやカモ類=12日、福井県敦賀市樫曲

中池見湿地の通称「笹鼻池」で羽休めするオオバンやカモ類=12日、福井県敦賀市樫曲

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敦賀・中池見で水鳥が羽休め 2月にバードウオッチング

福井新聞(2018年1月13日)

 ラムサール条約に登録されている福井県敦賀市樫曲の中池見湿地に、さまざまな種類の野鳥が飛来している。12日は時折晴れ間がのぞく中、カルガモやオオバンなどの水鳥が池で羽を休め、優雅に水面を漂っていた。

 枯れたヨシやガマなどに囲まれた同湿地の通称「笹鼻池」は一部が氷に覆われていたが、日中は雪もなく水辺は穏やか。黒い体と白いくちばしが特徴のオオバンが数羽、スイスイと滑るように水面を進んでいた。時折、水草などをついばみ、一休みする姿が見られた。

 湿地を管理するNPO法人「中池見ねっと」によると、冬場はマガモ、カルガモ、トモエガモといったカモ類のほか、トラツグミ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリなどの野鳥が観察できるという。

 上野山雅子事務局長は「周辺の田畑に雪が積もるほど、中池見に野鳥が集まってくる。湧水地は雪に覆われにくいため、餌取りや水を飲みに来るのだろう」と話した。

 同NPOは2月11日に一般向けのバードウオッチングを開く予定。「冬季は落葉しているから鳥の姿を見つけやすい」(上野山事務局長)という。

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