魚津市の魚津漁協(油本憲太郎組合長)が「魚津寒ハギ」としてブランド化に取り組んでいるウマヅラハギは、漁の最盛期を迎えている。16日は約13トンの水揚げがあり、浜は活気づいた。
ウマヅラハギは魚津市の沖合約1キロに設置した定置網にかかり、魚津港に水揚げされた。関係者が隣接する同漁協水産物荷さばき施設「魚津おさかなランド」に運び込んだ後、競り人や仲買人が威勢の良い声を響かせて1キロ当たり300~400円で取引。県内のスーパーや鮮魚店などに並ぶ他、関東、関西方面にも出荷された。
体長25センチを超え、水槽で24時間以上活(い)け越しした上で活け締め脱血した「魚津寒ハギ如月王(きさらぎおう)」も高値で取引された。
今季は年明けから漁が本格化し、2月中旬まで続く見込み。漁獲量は平年より多めで推移しているという。同漁協販売課の岩間孝一さんは「寒い日が続き、雪が降るとウマヅラハギが来ると言われている。これからの漁にも期待したい」と話した。