木曽郡木曽町福島で2月2、3日の夜に開くアイスキャンドルの催し「信州木曽ふくしま雪灯(あか)りの散歩路(みち)」に向け、地元の園児や専門学校生らがアイスキャンドル作りなどに協力している。16日は、同町の信州木曽看護専門学校の2年生22人が参加し、作業が行われている倉庫で手伝った。
バケツに水を入れ、冷凍庫で一日凍らせた氷に穴を開け、アイスキャンドルを作る作業からスタート。その後、固めた雪にドリルなどで穴を開け、顔のように見せる「スノーフェイス」作りや、氷の板の上にイチョウやモミジの葉、チューリップの花びらなどを置き、水をかけて凍らせる「アイスプレート」作りの三つの作業を1時間ほどかけて行った。
東筑摩郡筑北村出身の久保田紋菜さん(19)は「自分で作ったアイスプレートなどがきれいに光る様子が楽しみ」と期待。計5千個作り、旧中山道沿いなどに並べてともす計画で、実行委員長の三上肇さん(47)は「人手が必要なのでありがたい。遊び感覚で多くの人に作ってほしい」と話していた。作業は1月30日までの毎日午後1時から行い、自由に参加できる。
催しは、塩尻市から岐阜県中津川市までの各会場で、同27日から2月10日まで随時開くアイスキャンドルのイベント「木曽路氷雪の灯(ひ)祭り」の一環。日程の問い合わせは木曽観光連盟(電話0264・23・1122)へ。