北國新聞創刊125周年記念の第43回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は18日、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で後期展が始まった。105点に彩られた会場は新たな生命の息吹にあふれ、詰め掛けた愛好者や女性グループは五感を研ぎ澄ませ、花の美に酔いしれた。
後期展では、現代自由花、伝統様式花、レリーフ作の計96点が一新された。全期間展示される北國芸術賞受賞者大作と特別大作の計9点も手入れされ、重厚な美を放った。熱心な生け花ファンらが作品を囲んで二重、三重に人垣を作り、語り合う姿も見られた。
午前は草月流、午後は小原流、御室流の華道家が作品解説に立った。