福井県内の児童生徒が描いた墨絵、日本画の作品展が24日、坂井市の県教育博物館で始まった。静物画、自然の風景から抽象的な作品まで力作約130点を展示している。2月18日まで。
越前和紙を活用して、子どもたちの表現や鑑賞の能力を高め、古里に誇りを持ってもらおうと、県が芸術教育推進事業の一環として、2014年度から毎年開いている。児童生徒は図工や美術の授業で年3~8時間、名画の鑑賞や絵画の制作に取り組んでいる。
会場には、小中高校と特別支援学校の児童生徒の作品を展示している。自然の風景を描いた児童は、墨の濃淡だけでなくかすれを使って流れる雲を上手に表現。中学生は、自分の心の世界を多様な色使いで表現した日本画など、感性豊かな作品を並べている。
月曜休館(12日は開館、13日休館)。展示時間は午前9時~午後5時。最終日は同4時半まで。