メニューを考案した(左から)海野代表、美浪さん、濱多さん、楞谷さん=魚津商議所ビル

メニューを考案した(左から)海野代表、美浪さん、濱多さん、楞谷さん=魚津商議所ビル

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富富富使ったメニューお披露目 魚津

北日本新聞(2018年1月25日)

 魚津市をはじめ新川地域の若手料理人らでつくる新川食文化研鑽(けんさん)会(海野文章代表)が、富山米の新品種「富富富(ふふふ)」を使ったメニューを考案した。24日は魚津商工会議所ビルでお披露目会を開き、パエリアやプリンなど工夫を凝らした7品を発表した。

 料理人らは、コシヒカリと比べて作業工程や味が違うことが影響し、作ろうとする農家がなかなか増えない現状を憂慮。新たなメニューを創作することで、富富富の可能性を広げ、若者らに作付けする意欲を持ってもらおうと企画した。

 この日は、あいの風とやま鉄道魚津駅前の料理店などで腕を振るう海野代表、美浪呂哉さん、濱多雄太さん、楞谷(かどたに)貴志さんの4人がそれぞれ自慢の料理を持ち寄った。

 富富富の食感や味を生かしたカニ飯やバイ飯、プリンといった多彩な料理を、市内各会から集まった30人が試食。「コメの味が全面に出ていた」「どの料理も個性があった」と評価していた。

 研鑽会は郷土食の継承や発展のため、食を軸にさまざまな分野に関する知識や技術を高めている。

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