茅野市郊外の横谷渓谷で、落差25メートルほどの乙女滝(標高約1250メートル)に氷瀑(ひょうばく)ができている。水が流れている部分もあり、氷と水を対比させると、迫力がある。蓼科中央高原観光協会によると、滝の周囲は昨年12月中旬から徐々に凍り始めた。晴天の30日は、青空に映えた。
近くの横谷温泉旅館によると、周辺では気温が氷点下10度ほどの日が続いている。水量が多くて滝全体が凍り付くことはないが、3月上旬までは氷に覆われた風景が楽しめそう。乙女滝上流の屏風(びょうぶ)岩でも、崖から染み出した水滴が凍って氷瀑ができている。
立科町から訪れた小林秀樹さん(67)は「冬は初めてだが、夏とは違って迫力がある」と話し、カメラのシャッターを切った。