味噌造りの作業を進める部会員=七尾市御祓公民館

味噌造りの作業を進める部会員=七尾市御祓公民館

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昔ながらの味噌造り 七尾・御祓地域づくり協

北國新聞(2018年2月1日)

 七尾市御祓(みそぎ)地区地域づくり協議会の「味噌(みそ)づくり教室」(北國新聞社後援)は31日、同市御祓公民館で初めて行われ、同協議会生涯学習部会の女性18人が大豆と塩、こうじを混ぜ合わせて味噌を仕込んだ。完成した手作り味噌は、協議会を通じて販売する。自分で味噌を造れない高齢者らにも手作りの味を楽しんでもらう。
 部会員によると、同地区では3、40年前まで住民による味噌造りが行われてきた。住民の高齢化が進み、一人暮らしの住民も増えて、力の要る作業が敬遠されるようになった。
 同部会の前身となる女性団体「まなびめいと御祓」は10年ほど前から部員が集まって味噌造りに取り組んできた。昨年6月に生涯学習部会となって人数も増え、地域の人にも手作りの味を届けようと味噌の販売を決めた。
 今回造った味噌は、大豆と塩、こうじに大豆を蒸した際に出た汁のみを使った。塩は通常の半分に減らし、住民の健康へも配慮した。味噌は8月ごろに完成する予定で、地域のイベントなどでも振る舞う。同部会の小島恵子副部会長(68)は「地域全体で味噌造りの伝統を守っていきたい」と話した。

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