松本市の美鈴湖で31日、ワカサギの氷上での穴釣りが始まった。氷点下の厳しい冷え込みの中、凍った湖面に愛好家が色とりどりのテントを張り、次々と釣り上げた。
昨冬は氷の厚さが十分でなく、穴釣りができるのは2季ぶり。釣り券などを販売する湖畔のウテナ荘によると、今年は1月30日に氷の厚さが15〜20センチに達し、31日に営業を始めた。早朝から訪れた人たちは、魚群探知機で群れの場所を探しつつ、氷上に開けた穴に糸を垂らしていた。
午前中だけ仕事を休んで訪れた市内の会社員高田一幸さん(43)は、3時間で約100匹釣り上げ、中には体長10センチほどのワカサギもあった。「午後から東京出張。頑張ります」と話していた。