牛若さんが開発した川島ごぼうのスイーツ=1日、福井県鯖江市の「ベルジェ・ダルカディ弁慶堂」

牛若さんが開発した川島ごぼうのスイーツ=1日、福井県鯖江市の「ベルジェ・ダルカディ弁慶堂」

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「川島ごぼう」をスイーツに 鯖江の菓子店、3種類を開発

福井新聞(2018年2月3日)

 福井県鯖江市の和洋菓子製造販売のベルジェ・ダルカディ弁慶堂(牛若忠雄代表)が、同市北中山地区に伝わる「川島ごぼう」を使ったスイーツを開発した。鯖江ブランド野菜のPRに向けアイデアを煮詰めた逸品で、ゴボウの風味や食感を生かしている。

 考案したのは洋菓子事業部責任者の牛若光三さん(54)。昨年10月に北中山小で行われた食育の授業で講師を務めた際に、地元の食材を知ってもらおうと川島ごぼうのスイーツを作ったのをきっかけに開発を始めた。

 スイーツは3種類で、いずれもゴボウをあく抜きして5センチ前後に切り刻み、カラメルを混ぜたお湯で砂糖やオレンジの皮などを加えながら煮たものを使用。苦めのチョコレートでコーティングした「川島ごぼうショコラ」はゴボウ独特の歯ごたえがあり、ほどよい風味がアクセントになっている。刻んだゴボウを入れたパウンドケーキやガトーショコラもある。

 スイーツを開発した牛若さんは「川島ごぼうは普通のゴボウより繊維質が少なく、お菓子にしやすかった。鯖江の伝統の野菜を知ってもらうきっかけになれば」と話している。3種類とも税込み250円。問い合わせは同店=電話0778(51)0179。

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