宇多須(うたす)神社の節分祭は3日、金沢市東山1丁目の同神社で営まれ、ひがし茶屋街の芸妓(げいこ)衆らが「福は内、福は内」の声に合わせて境内に豆をまき、観光客や住民約1300人が健康を願った。
今年は例年より500袋多い福豆3500袋が用意され、3回に分けて豆まきが行われた。参拝客らは両手を上げ、芸妓衆らが投げた豆をつかんで歓声を上げた。山野之義市長も参加した。
拝殿では祭典に続き、芸妓衆が金や紅白の扇を手に踊り「めでたいな」「さわぎ」などを奉納した。加賀森田流南京玉すだれの社中や笛奏者藤舎良寛さんらが演目や演奏を披露した。