大野市内の菓子店が一堂に集まる「でっち羊かんまつり」=3日、福井県大野市明倫町の越前おおのまちなか交流センター

大野市内の菓子店が一堂に集まる「でっち羊かんまつり」=3日、福井県大野市明倫町の越前おおのまちなか交流センター

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「でっち羊かん」14店が一堂に 大野市、市民ら味比べ

福井新聞(2018年2月4日)

 福井県大野市内14の菓子店が一堂に集まる「越前おおのふるさと味物語 第8回でっち羊(よう)かんまつり」が3日、同市明倫町の越前おおのまちなか交流センターで始まった。訪れた人は数種類のようかんを買い込み、各店で代々受け継がれてきた味を堪能していた。4日まで。
 
 大野の名水と小豆、黒糖で仕上げたでっち羊かんは、みずみずしく、コクのある味わい。でっち奉公から里帰りの際に持って帰ってきた土産品との由来があり、冬季限定の菓子として市民に親しまれている。まつりでは通常の大・小箱に加え、食べやすいようにミニパックが並んだ。
 
 普段は市内各地に点在している名店の集結とあって、県内外からどっと人が押し寄せた。全種類を購入した中森志津代さん(37)=福井市=は会場内でミニパックを広げ「艶やかな表面のものから少しざらついたものまで、さまざま。味も全て違って楽しい」と大満足の様子。
 
 林裕子さん(49)=大野市井ノ口=は会社の同僚と訪れ「会社に持ち帰ってみんなで食べるのが恒例行事。楽しみ」と大量に買い込んだ。
 
 同日開幕した「結の故郷(くに) 越前おおの冬物語」に関連し、大野商工会議所が開催。会場には、いちご大福コーナー(市内7店)や地酒などの土産品ブース、しょうゆカツ丼、手打ちそばといった地元グルメもある。食について考える「越前おおの食守フェスタ」も同時開催しており、パネル展示やクイズラリーなどを行っている。最終日は午前10時~午後3時。

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