善光寺の境内に集まった参拝者に、本堂回廊から豆をまくウサさん(手前左)ら

善光寺の境内に集まった参拝者に、本堂回廊から豆をまくウサさん(手前左)ら

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善光寺で節分会 EXILEに大歓声

信濃毎日新聞(2018年2月4日)

 節分の3日、県内各地の寺や神社などで豆まきが行われた。長野市の善光寺恒例の節分会(え)には、人気グループEXILE(エグザイル)のメンバーら男女3人でつくるダンスユニット「DANCE EARTH PARTY」が参加。「福は内、鬼は外」の威勢のよい掛け声で、福男や福女ら約700人と一緒に本堂回廊から豆や菓子をまいた。待ち構えたファンの若い女性ら大勢の参拝者からは、大きな歓声が上がった。

 本堂前の参道や回廊の下には、午前中から大勢のファンが並んだ。午後1時、ウサさん、テツヤさん、シズカさんがかみしも姿で登場。善光寺木遣(きや)り保存会や赤鬼、青鬼に続き、善光寺大本願から本堂までの参道をゆっくり歩いた。

 厄を払い幸福を招く「追儺(ついな)式」が本堂で行われた後、ウサさんは「たくさん福が舞い込んでくるよう願ってまくので、ぜひゲットして」とあいさつ。豆まきが始まると、参拝者は両手を伸ばしたり、袋を広げたりした。

 市内の主婦、石川身江子さん(40)は「めいっ子が中学に入学する門出の年。明るい年になってほしい」。めいでエグザイルのファンという松本市並柳小学校6年、鈴木碧さん(12)は「かっこよかった」と喜んでいた。

 差別的な発言があったとされる問題などを受け、自粛していた本堂への出仕(昇堂)を1月に約1年半ぶりに再開した善光寺大勧進の小松玄澄(げんちょう)貫主(84)も、豆をまいた。

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