長野市の善光寺などを明かりで演出する「第15回長野灯明まつり」(実行委員会主催)が7日、始まった。本堂や山門(三門)などが五輪にちなんだ5色の光で照らされ、表参道(中央通り)に並ぶ灯籠を見ようと大勢の見物客が詰め掛けた。初日は、ちょうど20年前の1998年2月7日に開会式があった長野冬季五輪を記念した特別演出があった。
開幕の式典で北村正博実行委員長は「五輪期間中の長野は大変なにぎわいだった。平昌(ピョンチャン)五輪にもエールを送りたい」、来賓の金現煥(キムヒョンファン)・在日韓国大使館韓国文化院長は「平昌でも冬季五輪が始まる。長野と韓国のご縁が深まることを願っている」とあいさつした。午後6時の点灯と同時に、山門では特別演出としてスキーやスケートの選手の姿をレーザー光線で映し出した。
表参道には、県内外の愛好者や長野市内の子どもらが作った切り絵を4面に施した約750基の灯籠が並んだ。
12日までで、午後6〜9時(最終日は午後8時まで)に点灯する。