池田町ハーブセンターが販売している桑の葉とハーブのブレンド茶

池田町ハーブセンターが販売している桑の葉とハーブのブレンド茶

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特産桑の葉、ハーブで飲みやすく 池田でブレンド茶開発

信濃毎日新聞(2018年2月9日)

 北安曇郡池田町の町ハーブセンターが、特産の桑の葉と数種類のハーブを混ぜたブレンド茶を開発し、観光客らにPRしている。町地域おこし協力隊員の若者たちが開発に協力。風味の強い桑の葉とさわやかさが特徴のハーブが、互いの個性を引き立てるようにブレンドした。

 かつて基幹産業だった養蚕の衰退とともに放置された桑畑を活用しようと、同センターは2004年に桑の葉を使った茶葉を商品化。ただ、食物繊維やカルシウムといった栄養素が高いものの、独特の青臭さが苦手という人も。そこで、「ハーブとブレンドして飲みやすくしよう」と企画し、16年にハーブの特産化に取り組む協力隊員に相談した。

 中平生恵さん(38)と鈴木俊輔さん(32)の2人の協力隊員は、17年2月にブレンド茶の体験講習会を開催。そこで出た町民の意見を基に開発を進めた。同年秋にカモミールや青ジソ、ラベンダーなどを混ぜた3種類のブレンド茶が完成。同年12月から同センターで発売した。

 町のふるさと納税の返礼品にも加わる予定で、鈴木さんは「桑とハーブが池田の特産品として広まるきっかけになれば」と期待している。3種類とも15グラム入りで1個650円。問い合わせは町ハーブセンター(電話0261・62・6200)へ。

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