梅加工品販売のダイショウジャパン(福井県若狭町)は10日から、町特産「福井梅」の果汁を使ったソフトキャンディーとゼリー「梅ここち」を発売する。梅の花を見に訪れる観光客をターゲットに販売し、町の宝である福井梅をPRする。
同社は6年ほど前から、町産ウメの果汁を使ったゼリーなどを販売。観光客が増える春先に向け、新たな土産物として半年かけて開発した。
ともに梅干し向け品種「紅映」の果汁を使用し、ソフトキャンディーは試食アンケートなどを参考に考案した自信作。袋を開けると梅の芳醇な香りが広がり、ミルク風味にしたことで酸味を抑え食べやすく仕上げた。
ゼリーは従来から販売していたが、一口サイズにしソフトキャンディーとそろいのパッケージを用意した。ピンクと緑色の梅の花をあしらった温かみのある柄で、セット購入も想定する。
ソフトキャンディーは14粒入り300円、ゼリーは8粒入り400円(ともに税別)。ドライブイン「五湖の駅」(美浜町)やJR小浜駅の売店などを皮切りに、順次販売店を拡大する。
同社の渡邉進平さん(38)は「お土産として定着し、若狭町自慢の梅を広く知ってもらえたらうれしい」と話していた。